回復訳新約聖書の回復とは、一般には、失われていたものをもう一度獲得する、またはあるものを正常な状態にもどすを意味します。ここでは、教会歴史の過程の中で失われ、誤用され、腐敗させられたものを、当初の状態、状況に回復しつつあるということを意味します。
回復訳新約聖書は、聖書本文、聖書解説(フットノート)、アウトライン、引照聖句の四つの部分からなっています。
聖書本文は、現在もっとも正確な聖書原文として知られるギリシャ語ネストレ二十六版を底本としました。翻訳は、(1)尊い神聖な真理を重んじ、(2) ギリシャ語原文に忠実であるように、 (3) またまたわかりやすい語句と表現を用いるように行われました。
フットノートは、聖書の重要な言葉の解説であり、聖書真理の正確な把握や聖書研究に役立ちます。
アウトラインは、読者がその書の中心思想をつかみ、またその重要な点をも把握するため、主題や段落ごとのテーマをまとめたものです。
引照聖句は、関連のある聖句をつなぎあわせたものです。当聖書では、ほとんどすべての節に引照聖句があり、豊富かつ詳細、同じ言葉・事項にとどまらず、霊的啓示に基き、関連のある事物や聖句が引けるようになっており、読者はその言葉から深い印象を受け、完全に理解し、真理の光を得ることができます。
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